=夏休み旅行日記= 2008・August・SUMMER
Part I
★ 旅行日記:No1 ユウ
るきとが夏コミとやらに行ってる間、ラビのヤツと海に行ってきた。
2泊3日はアッという間だったな。
旅行のレポートを書けって言われたが、どうしたらいいんだよ!
まず・・・・
出発の前日に海へ持って行くものの買い物にヤツと出かけた。
正直俺も楽しみだったが、ラビのヤツのはしゃぎ様はハンパなかったぜ。
まぁ、プライベートで俺たちふたりで遠出するのは今回が初めてだもんな・・・
出発の朝はラビを起こすのに大変だった。半分眠ってたんじゃないかって思うくらい
ラビのヤツはぼーっっとしたまま汽車に乗り込んだ。
案の定、座席に座ると俺の肩に頭を乗せて寝ちまった。
3時間弱で目的地に着いた。
よく眠ったせいか、ラビは元気はつらつになった。
宿に着くと、荷物を置いてすぐに海に行こうというラビにマッタをかけたぜ。
ホントに忙しないヤツだ・・・
せっかく宿の窓から見える景色が絶景なんだから少しゆっくりさせろっ!
散々寝てたくせに・・・!
☆ 旅行日記:No2 ラビたん
念願のユウとふたりっきりの旅行!
もうオレのボルテージは上昇しすぎてメーター振り切ったさっ!
出発の前夜はなかなか寝付けなかったから、ずっとユウの寝顔を見てた・・・
宿に着いたら、ユウはなかなか海に行く支度しないでずっと窓の外の景色を見てるんさ
オレはさっさと海パン穿いて支度してんのに・・・
我慢できなくてユウの隣りに並んで外を少し見てたけど、
ユウの横顔が綺麗で思わず抱きしめてキスしちゃったさ!
キスをしながらユウのシャツのボタンをゆっくり外したさ
だってなかなか海に行く支度してくれなんだもん
でも、自分でボタン外しておいてユウの胸肌が見えた時ヤバイと思った
気がついたらユウの首筋にキスをして左胸の梵字にもキスしてた
ユウは「やめろ!」と言いながらもエッチな声出して喘ぐから堪らないさっ!
でも・・・・ココまで。
オレの腹の虫が激しく鳴ったんさ
そういえば、今朝は眠気に負けて朝メシ食ってなかったんだ・・
もう、あんなにエッチな声出してたユウが爆笑してさ。「メシ食ってから海行くか?」って言ってくれたさ。
宿の1階のレストランで、ちょっと早い昼食を取ってからオレ達は浜へ出たさv
ラビの腹の虫が鳴り始めたんで、メシを食った後浜辺に出かけた。
浜の砂の色が結構白いから、太陽に反射してかなり眩しい。
ラビがパラソルとビーチチェアをレンタルしに行ってる間、
ビックリした事に女ふたりが話しかけてきた。
一緒に海で遊ばないかと言ってくる。
もちろん断った。だってめんどくせーよ。
せっかくのんびりしに来たのによ・・・
その光景を離れたレンタル小屋から見ていたようで、ラビのヤツがしつこく聞いてきた。
「なんだよ。逃がした魚は大きいか?結構胸大きかったぜ」って聞いてやったら
「そうじゃないさっ。ユウがナンパされたのが気にいらないさっ!」ってひとりでプンプンしてやんの。
仕方ないからパラソルを少しつぼめてラビの頬にキスしてやった。
ビックリしたアイツの顔はいつ見ても笑える。
だからそのビックリ顔の唇にもキスしてやったぜ。
ラビの機嫌が直ったトコで俺達は海に走った。
大きな浮き輪をつけて・・・お前・・・泳げねぇのかよ?
まったくもぅ!目が離せないさっ!
パラソルをレンタルしてるちょっとの間に、ユウったらナンパされてるんだもん!
ユウは本当に美人さんだから、オレが守らなきゃ・・・!!!!
・・・・ってか、ユウの海パン姿はオレには刺激が強すぎるさ・・・
デザインはオレと同じハーフ丈のパンツスタイルで、色が違うだけなんだけど・・・
ようやく海に入ったさ!
オレが大きな浮き輪を抱えてたら泳げないのか?とユウが聞いてきた。
そんな訳ないっしょ。
ガキの頃からいろんな土地を巡ってきたんさ。一応なんでも一通りの事は出来るんさっv
浮き輪は遊びさ☆
なんだかんだとちゃかしてる割にはこの浮き輪に掴まってオレと離れないようにしてたユウ・・・
”ここより先は行ってはいけません”の注意書きの浮きがあるギリギリのとこまで沖に出た時は
流石に回りに人が少なくて、波もないしすごく静か。
オレは浮き輪に掴まりながら、ユウはオレに掴まりながら何度もキスし合ったさ。
海の中でキスなんて何かすごく感激しちゃったさっ!
ユウの髪の結い紐がいつの間にか取れてたんで、
他人が見たらオレら首しか出てない海の中じゃ男女に見えたかもな~
奮発して買った防水腕時計を見たら、海に入ってもう2時間近く経ってる。
少し浜で休んだ方がいいかと思いユウに伝えたら、じゃぁ浜まで競争しようと言ってきた。
冗談でしょ~!浮き輪・・・ど~すんの!?
★ 旅行日記:No5 ユウ
海に入って2時間も経っていた。
浜に戻ったオレ達はビーチチェアの上に横になった。
身体が海水で冷えていたせいか、太陽の光と海風が心地いい。
だんだんと瞼が落ちてきて、俺はいつの間にか眠っていた。
目が覚め隣りにラビがいるか確認するかのように上半身を上げ隣りを見たら、
チェアの背もたれを上げ、本を読んでいるラビが視界に入ってきた。
時間を聞くと1時間近く眠っていた。
ラビは読んでた本をバックにしまうと、俺の隣りに座って楽しいか?と聞いてきた。
もちろん楽しいから素直にそうと伝えると、嬉しそうに笑った。
コイツのこういう笑顔に俺は弱い。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、ラビのヤツはオレもメッチャクチャ
楽しいと俺の手を握ってまた笑顔を返してくる。
もう1回海に入って宿に戻ろうと、アイツは俺の手を引いて海に入った。
今度は浮き輪なしで・・・
陽がだいぶ傾いてきたから、オレたちは宿に戻った。
海にいるとあっという間に時間が経っちゃうさ。
宿に戻ると女将が風呂が沸いてるから入りなさいと言ってくれたから、
外のシャワーで砂を落として着替えを取りに戻ってから風呂場に行ったさ。
でもまたオレ的問題発生!
風呂って・・・ユウとふたりで入るんさ?わわわわ・・・
でもユウは脱衣場でさっさと腰にタオルを巻いて風呂場に入っていったさ・・・
あ~でも、共同浴場じゃなくて個人風呂なんでちょっと助かったかも。
「おい!入んねーのか?」
中でユウが呼ぶから急いで行ったさ。
ユウは湯船の中で「早く来いよ。気持ちいいぜ」ってニッコリしてるさっ!
でもオレ・・・・湯船苦手なんさぁ~熱いんだもん。
ユウはよくあんな熱いトコにいつまでも入ってられるさ・・・
ゆっくり足から湯船に入ろうとしたとたん、ユウの手が伸びてきて引っ張られ
勢いよく湯船の中に沈んだオレっ!
ユウは腹抱えて大声で笑って!もうっ!ユウったらっ!!!
「そんなに熱くねぇだろ?」ユウに言われて、あっ!ホントに熱くないさっ!
「日焼けしてるとこに熱い湯は俺だってキツイからな」
ヒクヒク笑ってるユウを力いっぱい引き寄せ抱きしめて、唇を塞いでやったさっ!
ここからはオレの攻撃!
くそーっ負けないさっ!
湯船でちょっとからかってやるつもりが、アイツを熱くさせちまった・・・
まさか湯船の中でラビとひとつに繋がるとは思ってなかったぜ。
湯は熱くなくても、身体がかなり火照ったから
水を浴びて風呂を出た。
部屋に戻っても、ラビのヤツは俺を抱きしめ離さない。
離せっ!と身体をよじっても、ヤツの力が強まるばかりだ・・・
ユウ・・・ユウ・・・って俺の名前を甘えた声で呼びながらキスをしてくるラビに流され、
俺もラビを抱きしめていた・・・
せっかく水を浴びたのに、身体の火照りが止まないだろうがっ!ちっ!
オレ・・・どうかなっちゃったさ・・・
風呂場でユウを抱くなんて!
しかも、部屋に戻ってからまたユウを抱いちゃったさ・・・
オレってもしかしてタフの中のタフ?
でもユウもまんざらじゃないみたいだったから、まっいいか!
気持ちが解放的になってるんさ。きっと・・・ってかユウとふたりきりで、
周りを気にしないでいいんだもん
我慢しろって方が無理さっ!
風呂から戻ってユウを抱いてたら夕飯の時間になったんで、1階のレストランに行ったら
もう食事が用意されてたさ。
出される料理が豪華でびっくりさ!
「オレ・・・ユウのこと食べちゃったのに、こんなに食えるかな?」
「入る場所がちげーだろ」
わぁぁぁ!ユウったら意味深発言さっ!
食事が終わると外はすっかり暗くなっていたから浜で花火をしようとユウを誘ったさ。
浜に出る途中には花火を売ってる店が何軒かあって、
ライターも花火と一緒に買って浜に行ったさ。
花火の火に照らされるユウの顔が幸せそうに見えて、何だかホッとしたさ。
ユウはオレといると幸せなのかな?ユウにとってオレは大きな存在かな・・・な~んてね・・・
そんな事シリアスチックに考えていたら、いきなり眼の前に花火がっ!
ユウが花火を突きつけてきたんさっ。
「お~い!なにボケっとしんだよ!ば・か・う・さ・ぎ~」
オレ思わずひぃ!って後ずさりしたら、更に花火を近づけてくんのっ!
「あ、あっぶないさっ!」
ユウはケラケラ笑いながら花火をくるくる回して逃げるオレを追いかけてくるんさ。
でも大丈夫。追いかけてるうちに花火は消えちゃったから・・・
ユウに掴まったオレは息が上がったさ。
ユウは流石に鍛えてるだけあって息が上がってなくて、オレの事真っ直ぐに見てる。
「体力ねぇな。兎はもっと早く走るもんだぜ」ニッと笑うユウの肩を抱いて、元いた場所に戻ったさ。
残りの花火をしてから、少し夜の浜辺を散歩してから宿に戻ったさ。
★ 旅行日記:No9 ユウ
ラビのヤツは時たますごく寂しそうな悲しそうな、なんとも言えない顔をすることがある。
花火をしてる時もそんな顔をしていた。
だから花火を突きつけてやったぜ。
アイツにはいつも笑っていて欲しいんだがな・・・
花火をしてから少し浜を散歩して、宿に戻ったら10時近かった。
宿に戻る途中の店でラビがプリンが食べたいと言い出して買ったプリンをふたりで食べた。
明日はどうしようか?と明日の計画をアイツは練っていた。
よくみるとラビの顔はかなり日焼けして真っ赤になっている。
「随分やけたな デコ熱いぜ」
俺はラビのデコに手を当てるが、日焼けで火照ってかなり熱い。
「熱いのは日焼けだけじゃないさ」
そう返事されたと思ったらラビは俺の身体を軽々しく抱き上げベットに落とした。
それからは・・・・
オイ、今日3回目だぜ・・・
明日の計画もまとまった!
明日もユウの笑顔を沢山みるんさっ!
でも、色っぽいユウを先に見るほうが先みたいさ・・・
「何回すれば気が済むんだよ!」とか言うけど、
ユウの体中にキスをすると色っぽい声出すくせに!
それに回数じゃないんさ。
ユウを愛してるから抱きたい。それだけさ!
ユウと繋がってからオレはユウを抱きしめたまま眠っちゃったみたいさ。
今日は長いようで短いようで、すっげー楽しい1日だったさ!
明日は早く起きるんさっ♪
朝、浜辺に散歩に行ってみた。
まだ6時前だっていうのに、サーファーは海に入っていた。
朝日に光った水面が綺麗だ。
昼はあんなに人でごったがえすのに、今はほとんど人がいなく、すがすがしい。
こんな気分を味わうと早起きして正解だと思うぜ。
「すみません」といきなり背後から声をかけられたから振り向くと、老夫婦が立っていた。
結婚50周年記念で息子さんが連れてきてくれたそうだ。
記念に写真を撮って欲しいとシャッター係りを頼まれた。
機械は苦手だが、シャッターくらいは出来るから引き受けた。
何度も頭を下げ礼を言い、二人は手を繋いで逆方向に歩いていった。
その光景が微笑ましかった。
ふと思った。
男同士の俺らは結婚は無理だが、
ラビのヤツとあんなじぃさんになったも付き合っていたい・・・と。
アイツがじぃさんになったら、ブックマンみたいになるのか?
背はあんまり縮んでほしくねぇな・・・
そんな事考えてたら無性にラビの顔がみたくなっちまったから、足早に宿に戻った
朝、目が覚めたらユウが居なくて焦ったさっ!
ざっと部屋を見渡してもユウが居る気配がしない。
朝風呂に行ってるのか?それともトイレ?
探しに行こうと身体を起こそうとしたら、ユウが部屋に入ってきた。
もう・・・心配させないでくれさ・・・
ユウはそのまま真っ直ぐベットに座り、
横になってるオレに追いかぶさるようにしてじっとオレを見てきた。
浜辺に散歩に行ってきたってだけで後はなにも言わずにいきなりキスしてきたんさっ!
ど、ど、どうしたんさっ?
唇が離れるたびに何かあったのか?って聞いてもユウは何も言わずにキスしてくる。
うんわぁ!起き抜けに激しすぎます!ユウちゃん!
何度もキスをしてくるユウのシャツをたくし上げて、背中をさすってからユウを抱きしめたさ。
本当に何があったんさ?
浜辺で老夫婦に会ってから俺はおかしくなったみたいだ・・・
部屋に戻ってラビのヤツの顔を見たとたん、胸がつぶれそうに苦しくなった。
全身ラビのヤツでいっぱいになっちまったんだ・・・
どうしていいのか分からなくなっちまって、あいつに夢中でキスをしていた。
心配そうに何があったのかって聞いてくるラビに上手く言葉で伝えられねぇで、
自分で自分にイラついたぜ。
とりあえず、朝メシの時間になったから1階のレストランに向かったが、
胸がいっぱいでメシが食えなかた。
そこでまたラビに心配かけちまった・・・
自分でも気づかないうちにラビへの想いが大きくなっていたんだな・・・
俺の全てを見せてるのに、今さら何だよって自分が信じられなかったぜ。
上手く言えないだろうけど、
この想いは黙ってるより本人に伝えた方が絶対に楽になるだろうと思い、
部屋に戻ってから思い切って言ってみた。
ちょっちょっ!ユウちゃん!
今、何て言ったさ?
オ・・・オレを想いすぎてどうしていいか分からないって????
朝メシをほとんど食わなかったユウがすごく心配だったさ。
それにメシ前の行動・・・
悶々としながらユウの手を引いて部屋に戻ったさ。そしてもう1回聞いたさ
「どうしたんさ?」
ユウはポツポツと単語を並べるように話しはじめてびっくりしたさ!
それに感激しすぎて、オレ・・・涙出たさ・・・
オレだってユウを想いすぎてどうにかなっちゃうんじゃないかって時あるもん。
あぁユウ!オレ世界で一番幸せ者さっっっ!!!!!
話し終わったユウを思いっきり抱きしめたらユウは涙を流してた・・・
もうユウが愛おしくって、一生大切にするって誓ったさっ!
まだ旅行も終わってないし、
今日も楽しもうってユウに言ったらやっと笑ってくれたさ。
昨日、女将が高原の博物館巡りのシャトルバスが
13時に宿の前に来るって教えてくれたから、
11時ごろまでの2時間程海に行って午後は高原に行くさ!
本当に気持ちを言葉にするのって難しいな。
ガバッて開いて見せる事が出来たらどんなに楽か・・・・
それに、こんな気持ちになった事が今までないから、どうしていいかわかんねぇし。
でも、アイツは詰まりながらボソボソ言ってる俺の言葉を
ちゃんと最後まで聞いてくれた。
そして理解してくれた。
何年ぶりだろうか・・・あんなに涙を流したのは・・・
しかも嬉しくて涙が出るなんて、生まれて初めてだ。
ユウの笑顔も戻ったし、オレたちは浜に出た。
ちょっぴり恥ずかしそうにしていたユウだったけど、
時間が経つにつれていつものユウに戻っていったさ。
今日は2時間弱しか浜に居ないから、パラソルやチェアのレンタルはなし!
ずっとユウの傍にいるからナンパも心配なし!
あ、浮き輪はもっていったさv
浜に着くとすぐに海に入った。昨日みたいに静かな沖には行かず、
波が丁度くる位置にいて、わざと波をかぶって遊んださ。
オレ、浮き輪の上に座る格好でいたら波が来て、
まんまとでんぐり返って尻が浮き輪に挟まった状態で
逆さまになっちゃってマジ焦った。
もがいても、浮き輪が邪魔して身体を上に持っていけないんさ!
息できないし死ぬかと思ったけど、ちゃんとユウが起こしてくれて助かった・・・
「お前、尻だけ浮いてどうすんだよ」ってユウ大笑いしてたさ。
苦しくて焦ったけど、ユウの笑顔が見れたからよかったさ!
2時間はあっという間に過ぎて、
バスに間に合わなくなるとマズイから早々に宿に引き上げた。
でもさ、濡れた髪を両手で束ねる仕草をするユウが色っぽくて、
ドキドキし通しだったさ!
★ 旅行日記:No17 ユウ
海にいた2時間はあっという間に過ぎた。
尻だけ浮いてたラビがこっけいで、笑わずにはいられなかったぜ。
慌ただしいが、宿に戻って砂を落とす為シャワーだけ浴びて部屋に戻った。
バスの時間まで40分程まだ時間があった。
出かける支度をした時、バックにカメラが入っているのに気がついた。
そういえば、旅行に来てから写真1枚も撮ってないな・・・
そのことをラビに伝えると、博物館で沢山撮ろう!と張り切り出した。
ちょっと腹が減ってきたが、向こうに着いたら食えばいいか・・・
時間まで少しゆっくりしていよう。
もうすぐバスが来る時間だから、ベッドにもたれ掛かって居眠りしてるユウを起こす。
短い時間なのに、朝からいろんな事があって疲れたのかもしれないさ・・・
ユウはぼーっとした目をオレに向けたと思ったら、
そのままオレの胸にもたれかかってきたさ。
出かけるのやめて寝てる?って聞いたら、
行くけど1分だけこうしていたいって言うんさ。
オレ、ユウの肩を抱きしめて耳朶にキスしたさ。
ユウはそれに反応して顔を上げたから、
すかさず唇にちゅ~しちゃったさv
1分以上経っちゃったかも・・・
壁に掛かってる時計をみるとあと5分さっ!
ユウの手を引いて、1階のエントランスに向かったさ。
エントランスに行くともうバスは着ていた。
ラビが俺の手を引いてバスに乗り込んだ。座席に座っても手を離そうとしない。
バスに乗ってる時間は20分程で、目的地に到着すると、
そこはいろんな博物館が密集していた。
高原の中だから緑がすごく綺麗だ。
博物館の建物もペンションみたいな洒落たとこが多く、高原の雰囲気と合っていたな。
帰りのバスは17時10分に来るから、かなりゆっくりできそうだ。
まず、ふたりとも腹が減っていたから食事が出来るところを探した。
「ねぇ、ユウ。そろそろ 蕎麦食べたいんじゃない?」
ラビが指を指す方向をみると、蕎麦屋があった。
久し振りに食べたが、結構旨かった。ラビは蕎麦は苦手だからカツ丼を食ってたな。
昨晩、ラビが何処に行くか計画を練っていただけあって、迷う事なく見て回われた。
一番良かったのは「世界の剣の博物館」だったな。
日本刀を見たときは鳥肌が立ったぜ。
ぬいぐるみの博物館は勘弁だったが、アイツがうさぎと猫のぬいぐるみを買って
喜んでたのには笑えたな・・・
昨日の夜、計画立てておいて良かったさ~!
すんなり博物館を見て回れたし、ユウにも喜んでもらえたさ。
「世界の剣の博物館」の時のユウは目の色が変わってたなぁ~
ユウに剣を持たせると天下一品だもんね!
オレの前でしか見せない甘えたユウとは大違いでかっこいいんさ!
ん~でも、オレは甘えたユウの方が好きだけどね♪
陶芸もしたさっ!
オレって不器用なんかな?泥だらけになってやっと作った皿も、へんてこな形さ・・・
それなのにユウは泥だらけにならないのに綺麗に湯のみを作ったンさ。
焼きあがったら送ってくれるっていうから、楽しみさっv
でも、るきとに使われちゃいそうだなぁ~。まぁお土産に・・・ってことで、いいか。
写真も沢山撮ったさ!
ユウとの2ショットは大切にするんさっ!
バスに乗るギリギリ前に食べたソフトクリームが最高に旨かった!
ユウは甘いもの好きじゃないのに、ちゃんと1つ平らげたからびっくりさっ。
宿に戻ったがまだ5時40分だ。
夕飯の時間までまだ1時間半近くある。
風呂に入ってしまおうかと思って、ラビが風呂が空いてるか見てきたが、
海から帰ってきた者達が並んでいたそうだ。
窓の外をみると見事な夕陽だったので、思わず窓際に寄った。
どうしたんだとラビも俺の隣りに立った。
ぞくぞくする広大な自然の光景にラビも口をあけて眺めてたな・・・
夕陽の色ってコイツの髪の色なんだと、初めて気づいたぜ。
夕陽を見てたのに、いつの間にか隣りのオレンジを見てた自分が恥ずかしかった
夕陽が綺麗で、ユウとふたりで窓際に立って外を見たさ。
自然ってホントに凄いよ・・・
ユウの視線を感じてユウを見ると、ユウの顔が夕陽に照らされて、
オレ的にかなりヤバかったさ。
ユウちゃん綺麗すぎっ!
ココはちょっと雰囲気的にカッコよくしたかったんで、
ユウの肩に両手を置いてマジ顔で言ったんさ!
「ユウ、愛してるさ」
かーっ!キマッタッ!
そしたらユウはニッコリ笑って「俺もだ」って・・・
くーーっ!かわいい!かわいい!
もう、ユウの顔中にチュ~いっぱいしたさっ!
そしたらさ、ユウったらオレのシャツをたくし上げ始めてびっくり!
あれあれ?って思ってるうちにオレ、ユウに脱がされちゃったんさっ!
ユウはオレの胸にキスをいっぱいしてくるんさ。
もぅオレ・・・ダメ・・・・。
ユウを床に押し倒して思いっきり抱いたさ・・・
②へ続く